総索引】<読解力のプラットフォーム><体感計算><算数文章題も同じ
●読解力養成とは文字を明確な視覚イメージとして(自分の持っている原形イメージの再構成により)再現することです。
※どんなに本を多量に読んでも読解力とは何か(具体的にどうすることか)が分かっていなければ
 非常に無駄な時間を使い結局読解力とは何かさえも分からないままになってしまいます。
 反対に読解力とは何かを知っていると1冊の読書でも1行の読書でも読解力養成は簡単に可能です。
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●表現力養成とは視覚イメージ再現したものを感じ味わうことで感情再現することです。
 その感情を表出する時にはその時点での感情再現に最も適した(得意な)表現手段を使うことが肝要です。
 表現内容に適した表現形式である必要はありません。まずは、自分が得意な手法を使うことが大事です。
 手法はいくらでも後付けできますが、その時の感情はその時にしか味わえないからです。
 それを形として残すにはその時に最も得意とする手法が最も適しているからです。
 テーマが同じでも年代により技法が変わる絵画を考えると分かり易いでしょう。
※行間を読むこともこの絵コンテ読解で簡単に出来ます。
 さらに、実際に描いてみると分かりますが行間どころか絵コンテ読解では普通に文字間(行間を読むことよりも格段にウエ)
 まで読み解いています。ふつ〜にね。
※作文や感想文が苦手な子供達にも朗報です。
 
オリジナルの明確な視覚イメージを再現できるようになると、その再現イメージが感情を再現してくれます。
 
すると、言葉を考えない(作ろうとしない・書こうとしない)で、再現された感情を味わうだけで言葉が溢れてきます。
 その溢れてきた言葉を書き留めるだけで作文も感想文も出来てしまいます。
 推敲はいつでもできますから重要ではありませんし、必要なときに必要な分だけ手をいれればいいんです。
 肝心なのは<書くこと・書きたいこと>を自力で作り出す方法の修得です。
 作文さえも算数の指折算や「デンタくん」と同じ力を使っていることを意識している人は教科の区別を全く感じることなく、
 全てが<得意>になってしまいます。できなくても楽しめるようにもなります。これが幼児・児童期には特に重要で健全な感覚です。

※文章のイメージ化そのものが行間を読む行為だからです。背景や作者を知っているとその情報はイメージ再現に使われますので同じ文章でも再現イメージが異なります。
 「行間」は読者次第で変化(成長)するのです。読者の成長に従って読める行間(行間の味わい方)が変わる理由ですね。
※この力があれば読解は無敵です。あとは受験用には「設問解釈」を加えればいいんです。逆は難しいです。ものすごく時間がかかります。
 ココが分かっていないと読解の指導は、またもや偶然教育(偶然読解)になります。
※偶然読解:多量の問題を解く中で子供自身のおぼろげな読解のコツを頼りに「できるようになった」と勘違いする指導です。

●もちろん、お話しは「おとや」になりますから、上記の絵図は瞬時に訂正されますが、全体が分かってからでないと描けないということでは先に進めませんし、
 未知なるものへの対応も出来ません。「自分なりに消化する→作意を読みとって修正する」ためにも絵コンテ読解は万能読解法なのです。
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●読解に関するBBSを付加します。
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[2216] ドングる人 投稿日:2006/01/28(Sat) 20:49  [九州]
素早いお返事ありがとうございます。
>>入試程度なら絵コンテ読解と設問解釈で十分ですから。
とのことでしたが、大学入試レベルの評論文だと話は変わりますか?そもそも、高校生になんら背景知識を教えずに専門家の文章を読ませることには無理があるように思うのですが。
>>大学入試レベルの評論文
●要約しながらの再構成になります。
1.絵コンテ読解
2.フローチャート読解
3.要約読解
4.総合練習(文章を絵図化しながら読み、要約したものをフローチャート化)
>>高校生になんら背景知識を教えずに専門家の文章を読ませることには無理
●です。
●ですから、背景は持っている前提で入試用には出します。また、専門分野では背景を学習して読みます。
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※もちろん大学入試ではこの後に「5.4を取り込んだ形での自分の意見の展開」がありますが、これは設問によって中心にする内容や展開方法を決めます。設問解釈ですね。
■なぜか<ドングる人さん>と話していると英語のトピックに投稿した時のことを思い出しますね。
http://homepage.mac.com/donguriclub/yahoo-bbs.html
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]

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[2215] ドングる人 投稿日:2006/01/28(Sat) 19:45  [九州]
いつもお返事ありがとうございます。国語の文章読解についてなのですが中学校から頻繁に出てくる評論文の読解をするときは参考書の解説でよく使われている「文章の図式化」をするといいのでしょうか。物語文と違い、「絵コンテ風」には書きづらいような気がしています。
>>評論文の読解
●評論(論文系)は読解と言うよりも相手の理論を自分で見えるように再構築する(自分では展開方法が違っても相手の展開方法に合わせる)ことですので、絵コンテではなく絵図化の「図」→図式化をします。使う図形の形を自分のルールで決めておくと簡単になります。フローチャートの定規(テンプレート)で練習するんですが小学生には不向きなので公開していません。もちろん、絵コンテ読解(この場合は図式化読解ですね)が優先されます。
<フローチャート>
http://office.microsoft.com/ja-jp/templates/CT010000381041.aspx
※ある程度フローチャートを消化したら文章自体をかこってチャート化します。が、不要ですね。入試程度なら絵コンテ読解と設問解釈で十分ですから。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]

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[2206] ドングる人 投稿日:2006/01/26(Thu) 22:18  [九州]
どんぐり先生が「Z会」だけを許すのにはどんな理由があるのですか。Z会の教材は解説が非常に詳しいことで有名ですが、それが関係しているのでしょうか。中学でZ会なら高校もZ会がいいんでしょうか。
●解説も良いですが「問題」そのものが厳選されています。通信教育の教材でしたら推薦します。
※いい先生がいれば材料(教材:問題)は問いませんが、いないことが前提ですからね。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]

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[2205] ドングる人 投稿日:2006/01/26(Thu) 19:56  [九州]
畑山洋太郎という人の数学の本を読んでいたら気になる表現を見つけました。「頭にあるテンプレート」→「(原型)イメージ」のこと?
「式は『後付け』に過ぎない」→「式はいらない」のこと?などなど・・・分かっている人は同じ事を考えているのですね「学習の統一理論」が世に広まるのが楽しみな今日このごろです。
●守備範囲が広いですねぇ。
>>「頭にあるテンプレート」→「(原型)イメージ」のこと?
●そうだと思います。
>>「式は『後付け』に過ぎない」→「式はいらない」のこと?
●式は「思考」を「算数語」に変換しただけのこと。という意味でしょうね。
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●思考とはどういうことで言葉(記号・式も含めて)とは何であるかを知っていれば当然導かれる真実です。ですが、気付いていない人が多いんですねぇ。教育者が気付いていない場合は致命的です。偶然教育しかできませんからね。ふぅ...です。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]

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[2204] ウル 投稿日:2006/01/26(Thu) 12:34  [九州]
先生ありがとうございます。先生の回答はしっかり記録します。味わって読むことがうまく出来るか?最初は不安だなぁ。でもさっそくやってみます。まずは私がやってみます。面白くなってどんどん読めるようになりますよね。ありがとうございました。先日仕事上リーダーシップセミナーを受講しました。SLU研修と言うものでしたが、相手の能力・状態を確実に把握し、それにあわせたリーダーシップスタイルを取ることが大事だというお話でした。大きく4つに分けた相手の状況(能力も意欲もある・能力はあるが意欲はない・能力はないが意欲はある・能力も意欲もない)、リーダーシップスタイルも4つでした(高支援型・高支援低指示型・低支援高指示型・高指示型)。間違ったスタイルで対応すると反発や意欲喪失へと進む危険があるとの話でした。まさに子育てや家庭学習教育にも当てはまるなと思いながら聞いていました。今私にとって一番難しいと思っているのが、臨界期を越えた長男に対する対応なのです。先生の書物やお言葉を何度も確認しながら考えてはいますが、やる気を奮い立たせる事の難しさ、どの程度子どもが考えているか把握できずについ確認の言葉を出してしまったり・。中学になったら一緒に勉強する時期は終わり と言うことがどのような生活スタイルであるのか明確に私が理解していないことが不安を感じていることなのかも知れません。親がやることはどこまでなのかな?分析を一緒にやって環境を整えてあげる。これは大事?不安がっていては子どもにも伝わってしまうので、ゆっくり構えてあげないといけないとも思います。長男の成績はどの程度かわからないのも現実です。たぶん中の中くらいかなぁ。何事も第一子のときは初めてで、つい焦ってしまいますがだめですねぇ。頑張ります。(>_<)

[2204-2205→2204にしました]
>>親がやることはどこまでなのかな?
●中学で義務教育は終わること。進学するなら行けるところではなく行きたいところを見つけること。でないと進学は許可しない。...以上。どうすべきかは自分で考える。相談されたら人生の先輩としてアドバイスするだけ。「もう君の人生なんだからね」この覚悟を2-3年かけて育てるまでが親の仕事かな。
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<小学生と中学生の「読解」の違い:違う読み方が必要な理由>
●今までの(小学生時代の)読解は、話の中に入る(同化する)ことが中心でしたが中学では自分を確立するための読解をします。常に自分を持って読むことが重要です。自分を確認しながら作者(作品)を受け入れる練習ですね。すると作品によって自分の新たな面が照らし出されます。中学生は「自己確認→自己確立」の時期ですのでこういう読み方が必要なのです。ただ単に意味が分かればいいというのは最も低い次元での読解です。...読解の講義って楽しんだけどなぁ。例えば松尾芭蕉の俳句「いざ行む雪見にころぶ所まで」がナルト風に「ゼッテェ〜、行ってやるってばよぉ!雪見に、すっころんじまう所までよぉ!」になったりね。長くなるからやめときます。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]

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[2203] ウル 投稿日:2006/01/26(Thu) 10:56  [九州]
先生 みなさん こんにちは。中学受験シーズン。お友達ママに、落ちてしまった子を引き合いに我が子の自慢話を聞かされて
少々(かなり?)うんざりしているこの頃です。さて、もうすぐ中学の長男は中学準備を少しずつはじめました。理科社会と算数英語はItoyamaせんせいのご指導のもと、こんな感じでやっていこうとある程度方向性が決まりました。問題は国語なんですが、国語はZ会にしようかなと思案中です。受験用の勉強では国語は同じような設問を続けてといて行く方法があるとせんせいが以前おっしゃっていたと思います。
それは数年の過去問を使ってやっていったらよいなと思いました。1年生の日頃からの国語力のアップを図る学習はどのようにしたらいいのかなぁと少し戸惑っています。授業と教科書に出てくる漢字と語句のマスターでいいでしょうか?質問ばかりですみません。ころころさん バームクーヘン見たら「いらん。ほかのがいいなぁ。」といまだに言われています。(*^_^*)全分度器は1年生の娘が時計を書くお遊びによく使っています。あちこちに時計が勝手に貼られている状況です♪ころころさんのパズル素敵でした(^^♪ 私もマネッ子したいなぁ。
そうそう 私、いま1年生と2年生の子用に せんせいのどんぐり教材を使った良い?アイデアを思いついたのです!(^^)!完成したらまたご報告させてくださ〜い。完成するかなぁ?子どものために楽しみながらガンバル母の姿をアピールするアイデアです(*^^)v
>>1年生の日頃からの国語力のアップ
>>授業と教科書に出てくる漢字と語句のマスターでいいでしょうか?
●ダメです。
●教科書→「作者はこの文章を100回書き直したんだなぁ」「何を面白がって書いたんだろう」「何かを伝えるために書いたのかな」「どうして、一行で書かなかったのかな」「僕だったらこう書くけど、どうしてこういう言葉を使ったのかな」などと疑問(自分)を持ちながら、それでいて作者を「分かってやろう:作者はここでこう感じたからこう書いたんだな(僕はこうは感じないけどな...)」という気持ちで読むことが大事です。量は不要ですし漢字・語句も力にはなりません。好きな分野の本でもどんどん読めば結構です。
●行間を読むにも視考力(明確なイメージ再現)が必要です。味わって読むことが読解力養成の本当の基本です。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]

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